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心豊かな“励ましのネットワーク”人々の心を引きつけてやまない・・・2008年3月31日 名字の言   

2008年 03月 31日

 学会本部前の「青年桜」が満開となった。訪れる友も思わず足を止める。厳冬を越えて爛漫と咲き誇る桜は、いつの世も人々の心を引きつけてやまない

 まもなく見頃を迎える岐阜県本巣市の「淡墨桜」。樹齢1500年の名木だが、かつて枯死しかかったことがある。人々の惜しむ声は強く、さまざまな“治療法”が検討された結果、「若木の根接ぎ」という手法に決まった

 昭和24年、治療を開始。でき得る限り接がれた山桜の若根は、実に238本にのぼった。根の白蟻を駆除し、土壌を替え、肥料を施す。接いだ部分に雪が積もれば皆で払った。こうして、淡墨桜は往年の勢いを取り戻す

 人材の育成も、また然りであろう。成長を願う一人また一人が、友に真心の声をかけ、励ましを送る。その無数のかかわりを生命の滋養として、人は、成長の根を伸び伸びと広げ、勝利の花を咲かせる大樹となる。わが身を振り返っても、どれだけ多くの人に支えられ、勇気づけられてきたことか

 御書に「少し心強い人であったとしても、険しい道にさしかかった時、もし一人であれば倒れてしまうものだ」(1468ページ、趣意)と。心豊かな“励ましのネットワーク”を広げ、新しき人材の育成に全力を挙げたい。(己)

2008年3月31日 名字の言 聖教新聞

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