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心如工画師「心こそ大切なれ」心がすべてを作り出していく・・・2008年4月1日 名字の言   

2008年 04月 01日

 詩人・北原白秋の『洗心雑話』の中に「心柄といふものはほんの一寸した言葉のはしにもあらはれる」とある。人柄や絵柄と同じように、人の心にも柄があるのだ。柄とは模様のこと。人の品位・性格を指す

 心の模様は、十人十色だ。ある時は、苦しみや悲しみの模様、またある時は、楽しみや喜びの模様を心に刻むこともある。心にどのような模様を刻むかで、人生も決まる、といえよう

 仏法では、自分自身の善悪の行いが、自身の生命に刻まれて因(原因)となり、未来の果(結果)が定まる、と説いている。自身の行いによって、心の模様は決まるのだ。さらに、その模様も、自らの力で変えていける。苦しみを楽しみに、悲しみを喜びに変える原動力が、この信心である

 仏典に「心如工画師(心はたくみなる画師のごとし)」とある。優れた画家が、あらゆる生き物を真に迫って描くように、心がすべてを作り出していく。心の在り方一つで人生も決まる。「心こそ大切なれ」である

 友の幸せを祈り、語り、行動し抜く広布の活動ほど尊いものはない。人のために尽くす行動は、日々刻々と自身の心に刻まれていく。それは、確かな“幸福の絵柄”となり、自らの心に描かれていくことを確信したい。(敬)

2008年4月1日 名字の言 聖教新聞

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