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「民衆の幸福を根本とせよ」学んだことを実行「実践」を重んじ・・・2008年4月29日 名字の言   

2008年 04月 29日

 月刊誌「潮」の連載小説「へいしゅうせんせえ――細井平洲」が好評だ。人気作家・童門冬二氏の書き下ろし作品

 平洲は、江戸時代の封建社会にあって「民衆の幸福を根本とせよ」と訴えた教育者であった。小説も、江戸の両国で、庶民を相手に自らの学説を講演する場面から始まる

 なかでも、平洲は「実践」を重んじた。学んだことを実行に移さなければ、学問をする意味はない――この信念は終生、変わらなかった。やがて彼は、後に米沢藩主となる上杉鷹山の教育係を担当する。「貞観政要」など万般の学問を学んだ鷹山は、師の教えを実践に移し、危機的な状況の藩を大改革。まさに、師弟一体の大事業といってよい。名誉会長は、この二人の闘いをスピーチで紹介している

 平洲の出身地・愛知県東海市に立つ市立平洲記念館。敷地には、平洲が米沢で手植えした、寒椿から挿し木された「師弟椿」が育っている。昨年、この椿の挿し木が、中部青年部に寄贈された

 同館の名誉館長でもある童門氏は語ったことがある。「創価学会は師弟を大事にされている。すごいことです。師弟の精神がみなぎる限り、学会は発展されると確信します」と。師弟という最高の人生道を歩む――これ以上の幸福はない。(和)

2008年4月29日 名字の言 聖教新聞

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