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長年にわたる地道な積み重ね、同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられること・・・2008年5月15日 名字の言   

2008年 05月 15日

 “50年に一度の大逆転”――棋界の最高峰、名人戦七番勝負の第3局。森内俊之名人に挑む羽生善治二冠が、敗戦濃厚となった終盤を、脅威の粘りで制した(9日)。次戦も熱戦の期待がかかる

 羽生二冠は、25歳で史上初の七冠を達成した後、相次いで失冠した。しかし才能とは「十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられること」(『決断力』)と語る。昨年、永世名人の資格を得た森内名人も、プロ入り15年で初めて名人位に。それまで「チャンスは必ずある。今の自分の将棋は間違っていない」と自分を信じ、努力を重ねてきた

 ある壮年部員が営むパン屋さんでは、クロワッサンが大人気。創業以来30年、生地の温度管理と焼き加減、仕事前に、必ず「客の笑顔を思い浮かべて祈ること」にこだわってできた商品だ。交通事故に遭って3カ月休業した時は、店先の断り書きに、客からの激励が300以上も寄せられた。店主の長年の努力は、客の心をつかんでいた

 努力がすぐに形に表れ、実るとは限らない。大きな成功の裏には、必ず、長年にわたる地道な積み重ねがある。自身の成長と広宣流布の前進も、水滴が石に穴を開けるような、日々のたゆまぬ実践にあると、肝に銘じたい。(泰)

2008年5月15日 名字の言 聖教新聞

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